神社や寺院参拝、奈良や京都などの古都や、浅草、城下町などの歴史的な名所での観光に、和風のお洋服を着て行きたい。
‥だけど、着物は着付けが大変だし、汚れた後のお手入れも大変。
そんな歴史的を感じるロケーションへのお出かけにお役立ちなのが「和風ロリータファッション 」です
ロリータファッションでの神社や寺院参拝、古都観光では、他の観光客の方への配慮が必要な場合があります。
和ロリータファッションについての解説や、お勧めコーディネート、歴史的な名所での観光で気をつける事などを紹介します。
和ロリィタファッションとは
和ロリィタファッションとは、日本の伝統的な、着物や袴、浴衣などの「和服」と、ヨーロッパを起源とするドレスファッションを原宿ストリート風にデザインした「ロリータファッション」のデザイン要素を組み合わせた、和風ロリータファッションのことです。
省略して和ロリと呼ばれています。
個性的な華やかさを演出できる、和ロリィタの特徴は、日本伝統の和服文化と、洋風ドレスの融合‥
スタイルのMIX具合でデザインの変化が大きく、和ロリータの中でも色々なタイプのスタイルが見られます。
飾り帯などの本格的なもの、本物のお着物・浴衣・帯などをロリィタ風にアレンジしたもの、和ロリファッションのデザインのバリエーションは幅広く、着物柄をプリントし、レースやフリルを多用した完全に洋風のジャンパースカートまで、色々な傾向があります。
大正浪漫 菱形格子の和ロリジャンパースカートとマント 和ロリ
和ロリファッションのデザインポイントは、着物や袴のデザイン要素を取り入れたお洋服、着物のように合わせた襟のデザインのや、振袖のように長い袖のブラウス、着物のような和柄の生地や、帯を感じる金糸や和風の古典柄のプリントなどです。
下駄、草履といった和風の小物使いに、ロリータファッションのパニエの入ったボリュームのあるスカートなどを合わせる、和洋折衷のデザインが代表的な和風ロリータファッション になります
和ロリータのルーツは「和洋折衷コーディネート」
明治レトロや大正ロマンの和洋折衷コーディネートって素敵ですよね。
着物は着るのが大変だけれど、明治レトロや大正ロマンのを感じるコーディネートで、近代建築を巡ったり、骨董市に行ったり、神社巡りや節分祭りに出かけたい、そんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか?
明治維新から数多くの西洋文化が入ってきて、それをいち早く上手に取り入れたのは女学生だったとされています。
それまで着物や袴を着ていた文化から、少しでも西洋の文化を取り入れたいと流行に飛びつき生まれたスタイルが、現代の大学の卒業式などでよく見かけることのある、ハイカラさんスタイルの「袴に編み上げブーツ」「着物にショール」といった和洋折衷スタイルだったそうです。まさに、和ロリファッション!
現代でも、着物を着たいと思っていても、お手入れが大変だったり、着付けが大変‥かなり着なれた人しか気軽に着ることができない着物。
保管にも気を使うのに対して、和風ロリータのお洋服は、着物風のデザインなのにボタンで気軽に着用ができるなどのメリットがあります。
神社や寺院にロリータファションで行く場合に気をつける事
和ロリータ のお洋服は神社へのお参りや、お花見、テーマパークなどへのお出かけにも動きやすく、パニエが控えめでも様になるので、古都への旅や、神社へ行く際にもおすすめです。
ロリータファッションで行く初詣など、とても混雑することが予想される場所へのお出かけの際は、人ごみを避けることができる時間を選びましょう。
ロリータファッションで人気のある観光地を巡る場合は、なるべくパニエは控えめに。
神社や寺院、歴史的な名称へ、ロリータファッションで出かける際には、マナーを守るのももちろんですが、混雑時のポートレート撮影などはしないようご注意ください。
写真撮影がしたいロリータさんが観光地へ行くのであれば、朝一の開門時間とともに観光地への訪問をお勧めします。
他の参拝者に迷惑がかからない程度の数枚の記念撮影レベルは問題ありませんが、周りの方へのご配慮を常に忘れないようにしてください。
ロリータファッションで京都などの事に行く場合、京都らしい風情と自然美に出会える嵐山の「渡月橋」や嵯峨野「竹林の道」など、四季の自然美が楽しめるエリアで、朝一の人がいない時間帯に、ロリータファッションでフォトセッションを楽しみましょう。
朝一の時間帯なら人が少ないですし、空気も清純です。
「大覚寺」「常寂光寺」などを参拝、そして茶屋で甘味を楽しむ‥
桜の季節に、和ロリータファッションで出かける京都もとても素敵です。
和ロリファッションを着て行く、門前町や城下町での食べ歩き、歴史的な建物を巡る旅、考えただけで心が躍りますね。
早起き観光をすると、撮影時に人が写り込まず、より世界観にを楽しむことができるため、ロリータさんの観光にお勧めです。ぜひ楽しんでみてくださいね。