卒業式まで死ねません

卒業式まで死ねません

元祖インターネットアイドルの『南條あや』は「卒業式まで死にません」と言った

私は、人間の一生そのものが「卒業式まで死ねません」だと思う

学生生活を終えたら、卒業式を経験する事はないと思っていた。

卒業式は、自分自身を無理やり未来に突き飛ばされるような不安と、ほんの少しだけ過去に対する情が交差する独特な切なさを感じますよね。

胸がスッとするのか暖かくなるのか、よく分からないイベントです。

後に、1人でにその気持ちを何度も繰り返して、人は本当の意味で精神的成長を遂げる事に気づきました。

乗り越えなくてはならない経験をした時に、自分の中で答えが出たり、何かに気付いたりして、新たな精神を手にする。

ほんの少しだけ過去の自分を振り返って、もう戻れないし戻らないと分かっていながら切ない気持ちになる。

前に進んでいく自分に対して期待と不安が入り混じる爽やかな気持ちと、重く苦しい何かがまとわりつくような切なさは、まるで卒業式で感じた気持ちと同じ気持ちだと、私は思っている。

学生時代に流されるように、流れるように、何も考えずに生きていた人にも卒業式の日は来る。

学生を終えたら、悩む人ばかりに卒業式の日が何度も来る。

あの頃のように、誰かからお花を貰えないし、卒業証書も貰えない。
おめでとうと言ってくれる人もいない。

それなのに、卒業式を繰り返しては、生きていく道を選び、「卒業式まで死ねません」という人生を歩む。
前に進み続ける人間は本当に偉い。

転職や退社など、目に見えて環境が変わる時も、卒業式だと私は思っている。

自分はアイドルなので、イレギュラーなパターンにはなりますが、環境が変わる度にファンの方からお花を頂きますが、当たり前ではない事だと感じております。

去年の頭に約1年間在籍した『エレクトリックリボン 』というグループを離れました。

そして今年の5月11日(日)に渋谷チェルシーホテルにて開催の、ミレディ♡チャーム単独公演「最終話でずっと待ってる」にて、約4年間在籍したセルフプロデュースユニットの『ミレディ♡チャーム』というユニットが無期限活動停止をします。

4年間、私の生活の中心として存在し、楽曲やビジュアルのプロデュースや作詞や振り付けや動向などについて日々頭を悩ませながら、プロデュース面にも深く大きく携わり、プレイヤーとしても小さな事で毎日沢山悩んで泣いたり悔やんだり。
でも、やっと少しだけ認めてもらえたり、自分を洗練させる事に注力することもできた上に、自信がついてソロ活動に踏み切れました。

自画自賛しますが、全曲、サウンドも振り付けも歌詞もビジュアルも本当に良いので、ぜひ聴いてみてください。

アイドルとしてはオールドタイプとニュータイプの狭間な存在感で時代には合っていないかもしれませんが、モノとして本当に良いと思います。

この4年間で、目に見える形でも見えない形でも、沢山の卒業式を繰り返してきたと思います。

今の私のように目に見えて物事が終わる時と、気持ちの面のみで目に見えない何かを終わらせる時の2種類の卒業式が存在しています。

何かが終わる決断をする時は、学生時代同様、いつのまにか卒業式が来るわけではないので、とても葛藤したり、清々したり、泣いたり、悔やんだり…ラジバンダリ…

それを1人で乗り越えた上で決断をするわけですから、人間は強くなったり賢くなるんですね。

こんな苦行を繰り返す事は当たり前だと言うような顔で、今日も人々は電車に乗ったり、街を歩いているが全然当たり前じゃないと思います。

これを踏まえた上で人間は生きているだけで偉いと言いたい。

でも、流されて生きていく事が生きやすい人間もいるので、自分の身に卒業式が起きている事に気づかない人間が居てもいいと思う。この世はバランス。

環境の変わり目の時期なのか、私の周りの同業者の方も次のステップに踏み出す方が多いです。

それ以外にも、塵のような彼氏と別れた人、バイト辞めた人、引っ越した人、推しを応援する事を辞めた人、学校を卒業した人。

色んな卒業式が周りで行われている。

卒業式を終えた皆様、本当にお疲れ様です。

沢山恥をかいて失敗をして、乗り越えたくない事を乗り越えた時に、本当に欲しかったものが手に入ると心の底から言えます。

あなたの身に起こる卒業式は、とても価値があり、見えない不安な未来に繋がる意味のあるものです。

愛に生き過ぎて傷つく人は効率を重視して、効率を重視し過ぎて傷つける人は愛を重視して生きていこう。

自分の人生の目標が、愛なのか仕事なのか自由なのか不自由なのか友情なのか安定なのか。

卒業式を繰り返すと見えてきて、歩みやすくなりますよ。歩みやすくなりますように。

自分の人生は一度きりなので、生まれ変わってもまた自分に生まれたくなるようなぐらい大事に大事に生きてください

◉リリース情報◉

赤城文ソロデビュー 1stsingle
『沈没!地獄巡りの屋形船』
「サイケデリッ子、世にサブカる
耳から一息に吸え!
あなたは既に乗っている、赤城文の楼船に。」
松永天馬(アーバンギャルド )


1.「沈没!地獄巡りの屋形船」
作曲:吉田仁郎
作詞:赤城文
ベース:まつな(赤いくらげ)

2.「愛が眠るころ」
作曲:サダフトシ
作詞:赤城文

3. 「沈没!地獄巡りの屋形船」off vocal
4. 「愛が眠るころ」off vocal

Design by:ルアン(電影と少年CQ)

【購入はこちらから】
https://akagiaya.base.shop/

 

ミレディ♡チャーム ラストアルバム
『淑女の魔法』

5月6日(火・祝)新宿SAMURAIにて開催のミレディ♡チャーム主催『ベストアルバム「淑女の魔法」リリースイベント』より販売開始

【収録内容】全13曲
1.ゴーゴー喫茶の美女たち
All Music by:technoplanet

2.オーダーメイドガール(Album ver.)
All Music by:大鹿大輝
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

3.メメントドライブボーイ
All Music by:大鹿大輝
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

4.令和極楽ゾンビゲーム(Album ver.)
All Music by:クマ(ひととなり)
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

5.City Protect Giri
All Music by:大鹿大輝
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

6.月光の囁き
All Music by:クマ(ひととなり)
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

7.FASHION♡HELP
All Music by:クマ(ひととなり)
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

8.アリゲイター・ナイト
All Music by:クマ(ひととなり)
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

9.高円寺マゾヒスティック
All Music by:叶芽フウカ
Lyrics by:赤城文/叶芽フウカ
Recording & mix engineer:technoplanet

10.思春期♡計画Q
All Music by:technoplanet
Lyrics by:はるき
Recording & mix engineer:technoplanet

11.愛槌サロメ
All Music by:浜崎容子(アーバンギャルド)
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:technoplanet

12.ドロッセルマイヤーの正体
All Music by:クマ(ひととなり)
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:クマ(ひととなり)

13.大東京憂国歌劇
All Music by:大鹿大輝
Lyrics by:赤城文
Recording & mix engineer:technoplanet

Art Director by:はるき
Design by:赤城文
Photographer by:enu

Produce by:ミレディ♡チャーム

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