ダークブルーでキュートなロリィタ映画

少女と女の狭間に観たダークでブルーでキュートなロリィタ映画6選

①【ビカイルド 欲望のめざめ】(2017)

The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ

出典【The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ : 作品情報 - 映画.com】


第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したスリラー映画。監督はソフィア・コッポラ氏。

登場人物は寄宿学園で暮らす様々なタイプの金髪美少女達!

純潔な美少女達が偶然出会った一人の男性を巡って「女」を剥き出しにしていく、欲と嫉妬と緊迫感に溢れた非常に観やすくて面白い映画です。

この映画自体は93分しかないのですが、かなりあっという間でした。

昔の洋画特有の田舎臭さが苦手だけど世界観があるロリータ映画が観たいという方には大変オススメです。

インテリアや衣装が非常に可愛らしいので見どころです。

出典【https://realsound.jp/movie/2018/11/post-275258.html】




②【ネオン・デーモン】(2016)

ネオン・デーモン

出典【ネオン・デーモン : 作品情報 - 映画.com】


先程ご紹介したビガイルドに出演した「エル・ファニング」様が主演を務めております。

こちらも主人公が16歳の少女という設定であり、華やかなモデル業界の裏で繰り広げられる美しい少女を巡った嫉妬が過激に非常に美しく描かれております。

とてもお洒落な映画なので気分が上がります

ビビッドでギラギラとした色使いが印象的なシーンが多く大胆なカットが非常に多いので一つ一つのシーンが印象的です

ロケ地や衣装やメイクがお洒落なので海外への憧れがある方は非常に心くすぐられるような映画だと思います





③【プリティ・ベビー】(1978)

プリティ・ベビー

出典【https://www.allcinema.net/cinema/20490】


高級娼館で生まれ育った12歳の少女の成長ストーリーです。

ちなみに私は高級娼館で暮らすロリィタという設定に惹かれて、この映画を見ました。

ロリータ名女優「ブルック・シールズ」様が主演を務めております。


ブルック・シールズ様の美少女ぶりが非常に眼福であり、美に対するモチベーションが非常に上がりました

世界観がまさにフレンチロリィタが居るべき華やかでコケティッシュで可愛い過ぎる映画なのでセットや衣装に注目です!


ロリィタ映画には欠かせない少女と大人の恋愛が描かれたシーンも注目です

高級娼館というテーマがお好きな方は安野モヨコ先生の漫画「鼻下長紳士回顧録」も非常におすすめです。



④【小さな悪の華】(1971)

小さな悪の華

出典【Amazon | 小さな悪の華 [DVD] | 映画】


15歳の仲良しな少女二人組がやんちゃに過激に悪戯をする可愛くも残虐な映画でした


知人にオススメして頂いてこの映画を見たのですが、見応えがあって非常にワクワクドキドキハラハラする映画でしたのでオススメです


火や水や自分の体など何から何まで駆使して大人を弄んだり動物を殺してしまったり悪戯をするシーンは何ともコケティッシュでフレンチロリィタ映画の真骨頂だと思いました


二人の可愛さと無邪気さが残酷であるギャップが堪らなかったです!




⑤【ヴィオレッタ】(2011)

ヴィオレッタ

出典【ヴィオレッタ - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 ...】



ヴィオレッタの美少女ぶりと徐々に変貌していく姿やあまりにも美しすぎる撮影シーンや一筋縄でいかないメリーバッドエンドなのが最高でした。

ヴィオレッタのファッションやインテリアが本当にお洒落で可愛すぎて刺激になります


しかも、幼い頃からヌードを含むモデルとなっていた女優・エヴァ・イオネスコが、その経験を基にした母親と娘の葛藤のストーリーを自ら監督し映画化した作品なのです


実話が基になっているのですが、まさか実話とは思えない程残酷で美しくて浮世離れしています


登場人物も全員魅力的でコロコロとテンポよく変わっていく展開に夢中になりリピートしてしまう映画です


イリナ・イオネスコ特集の雑誌を拝読させて頂きましたが映画のイメージより実際の写真は男性視点のエロスが強めのお写真でしたので、これを実の母親が撮影していると思うと才能と猟奇をふんだんに感じました。

写真【ZOOM 1986 OCTOBER-NOVEMBER. Vol.15 「裸体幻想」】




⑥【少女】(2001)

少女

出典【https://filmarks.com/movies/30774】


この映画を見終わった後に、非常に憂鬱な気持ちになった覚えがあります。

日本の映画という点も、自分が既に生まれている年に公開された映画という点も、よりリアリティがあって、自分の感情のすぐ側に難なくこの映画が入り込んだようでした。


近年はSNSが主流の時代なので、未成年淫行だとか歳の差愛だとかそんなに耳にしないワードではなくなりましたね。

この映画をピックアップしたのは、決して未成年のうちに成人と恋愛をすることを推奨している訳ではありません。

この映画は束の間の欲望と背徳感に弱い人間の暗い記憶だと思っております。


切り取れば美しく刺激的な二人ではありますが、未成年のうちにおじ様に恋をするのは、この先の人生で後遺症が残る轢き逃げ事件なので、自分の幸せを願って映画を見たり小説を読んで気を済ませましょう。


この記事を開いた一部の方はドキッとしたかもしれませんが、この記事を開いたという事は仄暗い何かを抱えている方もいるのかなと思いました。


私はそういう方の仄暗さを助長するのではなく、共感できる作品に出会えて消化できることを願っております。


大人になる事は全然悪いことではなく、むしろ楽に生きれると思います。


私はもう見た目も心も少女でいたいとは思いませんが、少女の形で居て大人の心を持つなんて、なんて素敵なことなのだろうと思います。

 

執筆者 赤城文(あかぎ・あや)

赤城文

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FREEZINEにてコラム「文系恋人放浪中」連載中

「文系恋人放浪中」 by 赤城文 | FREEZINE(フリージン)

 

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